
究竟の若者反脇指をよこたえ樫の杖を携て我々か先に立て行
上巻 25. 下巻 01.
注:絵の情景は上巻25の場面ですが、下巻01の尾花沢の清風を訪ねた場面に挿画されています。
・鶴が岡 下図2

羽黒を立て鸖か岡の城下長山氏重行といふもののふの家にむかへられて誹諧一巻有
下巻 05.
・市振 下図3

一間隔て西のかたに若き女の聲二人ばかりと聞ゆ年老たるおのこの聲も交りて物がたりするを聞けば、越後の國新瀉といふところの遊女なりし
下巻 08-09.
・別離 下図4

曽良は腹を病て伊勢の国長嶌と云所にゆかりあれば先立て行に
下巻 12-13.
・福井(等栽の家を訪ねる) 下図5

あやしの小家に夕㒵へちまのはえかゝりて、雞頭はゝ木ゝにとぼそをかくす、さてはこのうちにこそと門をたゝけば、わびしげなる女の出て
下巻 16-17.
画一覧 上巻