02.調子うち上て枕ちかうかしましけれとさすかに [邊土の遺風忘れさるものから]脱
03.殊勝に覚えらる
図:(法師の琵琶をならして奥浄瑠璃と云ものをかたる)
04.邊土の遺風忘れさるものから殊勝に
05.覚えらる早朝しほかまの明神に詣国守
06.再興せられて宮柱ふとしく彩椽きらひ
07.やかに石の階九仭に重り朝日あけの玉かき
08.をかゝやかすかゝる道の果塵土の境まて
09.神霊あらたにましますこそ吾国の風俗
10.なれといと貴けれ神前に古き宝燈あり
11.かねの戸ひらの面に文治三年和泉三郎寄進
12.と有五百年来の俤今目の前に
注:
02-03(さすかに殊勝に覚えらる)
(さすがに[邊土の遺風忘れさるものから]殊勝に覚えらる)
(邊土の遺風忘れさるものから) が脱落しています。
そして法師の絵をはさんで、04-05でこの脱落した部分を書き直しています。
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略語記号:
(版):明和版 おくのほそ道
(海):海の見える杜美術館蔵
(京):京都国立博物館蔵
(山):山形美術館蔵
(逸):逸翁美術館蔵
版本に対して異同の色分け
黄色:漢字vsかな 橙色:送り仮名 水色:異体字 水色:別字 赤色:誤字・脱字・衍字
(異体字に関して一つの目安とお考え下さい)
(海):海の見える杜美術館蔵
(京):京都国立博物館蔵
(山):山形美術館蔵
(逸):逸翁美術館蔵
版本に対して異同の色分け
黄色:漢字vsかな 橙色:送り仮名 水色:異体字 水色:別字 赤色:誤字・脱字・衍字
(異体字に関して一つの目安とお考え下さい)
01
(版).かたる平家にもあらす舞にもあらすひなひたる 21a.08 21b
(海).かたる平家にもあらす舞にもあらすひなひたる
(京).かたる平家にもあらす舞にもあらすひなひたる
(山).かたる平家にもあらす舞にもあらすひなひたる
(逸).かたる平家にもあるす舞にもあるすひなひたる
02
(版).調子うち上・て枕ちかうかしましけれとさすかに
(海).調子うち上・て枕ちかうかしましけれとさすかに
(京).調子うち上・て枕ちかうかしましけれとさすかに
(山).調子うちあけて枕ちかうかしましけれとさすかに
(逸).調子うち上・て枕ちかうかしましけれとさすかに
03
(版).邊土の遺風忘れさるものから殊勝に覚・らる
(海).邊土の遺風忘れさる物・から殊勝に覚えらる
(京).・・・・・・・・・・・・・殊勝に覚えらる
(山).邊土の遺風忘れさるものから殊勝に覚えらる
(逸).邊土の遺風忘れさるものから殊勝に覚えらる
図:(法師の琵琶をならして奥浄瑠璃と云ものをかたる)
04
(版).・・・・・・・・・・・・・・・・
(海).・・・・・・・・・・・・・・・・
(京).邊土の遺風忘れさるものから殊勝に
(山).・・・・・・・・・・・・・・・・
(逸).・・・・・・・・・・・・・・・・
05
(版).・・・・早朝塩・かまの明神に詣國守
(海).・・・・早朝しほかまの明神に詣國守
(京).覚えらる早朝しほかまの明神に詣国守
(山).・・・・早朝しほかまの明神に詣国守
(逸).・・・・早朝塩・かまの明神に詣國守
06
(版).再興せられて宮柱ふとしく彩椽きらひ
(海).再興せられて宮柱ふとしく彩椽きらひ
(京).再興せられて宮柱ふとしく彩椽きらひ
(山).再興せられて宮柱ふとしく彩椽きらひ
(逸).再興せられて宮柱ふとしく彩椽きらひ
07
(版).やかに石の階九仭に重り朝日あけの玉かき
(海).やかに石の階九仭に重り朝日あけの玉かき
(京).やかに石の階九仭に重り朝日あけの玉かき
(山).やかに石の階九仭に重り朝日あけの玉かき
(逸).やかに石の階九仭に重り朝日あけの玉かき
08
(版).をかゝやかすかゝる道の果・塵土の境・・まて 22a
(海).をかゝやかすかゝる道の果・塵土の境・・まて
(京).をかゝやかすかゝる道の果・塵土の境・・まて
(山).をかゝやかすかゝる道の果・塵土のさかひまて
(逸).をかゝやかすかゝる道のはて塵土の境・・まて
09
(版).神霊あらたにましますこそ吾国の風俗
(海).神靈あらたにましますこそ吾国の風俗
(京).神霊あらたにましますこそ吾国の風俗
(山).神霊あらたにましますこそ吾國の風俗
(逸).神靈あらたにましますこそ吾國の風俗
10
(版).なれといと貴けれ神前に古き宝燈有・
(海).なれといと尊けれ神前に古き宝燈あり [古き宝燈][古き燈][宝]右に挿入
(京).なれといと貴けれ神前に古き宝燈あり
(山).なれといと尊けれ神前に古き宝燈有・
(逸).なれといと貴けれ神前・古き宝燈有・
11
(版).かねの戸ひらの面に文治三年和泉三郎奇進 (奇進)
(海).かねの戸ひらの面に文治三年和泉三郎寄進
(京).かねの戸ひらの面に文治三年和泉三郎寄進
(山).かねの戸ひらの面に文治三年和泉三郎寄進
(逸).かねの戸ひらの面に文治三年和泉三郎寄進
12
(版).と有五百年来の俤今目の前に
(海).と有五百年来の俤今目の前に
(京).と有五百年来の俤今目の前に
(山).と有五百年来の俤今目の前に
(逸).と有五百年来の俤今目の前に
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