01.尾花沢にて清風と云者を尋ぬかれハ
02.冨るものなれとも志いやしからす都にも折々かよひて
03.さすかに旅の情をもしりたれハ日比とゝめて長途の
04.いたハりさま／＼にもてなし侍る
05. 涼しさを我宿にしてねまるなり
図 (究竟の若者反脇指をよこたえ樫の杖を携て我々か先に立て行)
06. 這出よかひやか下のひきの聲
07. まゆはきを俤にして紅粉の花
08. 蝅飼する人は古代のすかたかな 曽良
注：
図 (究竟の若者反脇指をよこたえ樫の杖を携て我々か先に立て行) は、
(京)上.25.09 の場面
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略語記号：
(版)：明和版 おくのほそ道
(海)：海の見える杜美術館蔵
(京)：京都国立博物館蔵
(山)：山形美術館蔵
(逸)：逸翁美術館蔵
版本に対して異同の色分け
黄色：漢字vsかな 橙色：送り仮名 水色：異体字 水色：別字 赤色：誤字・脱字・衍字
(異体字に関して一つの目安とお考え下さい)
01
(版).尾花澤にて清風と云・者・を尋ぬかれハ 30a.02
(海).尾花沢にて清風と云・ものを尋ぬかれハ
(京).尾花沢にて清風と云・者・を尋ぬかれハ
(山).尾花沢にて清風といふものを尋ぬかれハ
(逸).尾花澤にて清風と云・ものを尋ぬかれハ
02
(版).冨るものなれとも志いやしからす都にも折々・かよひて
(海).冨るものなれとも志いやしからす都にも折／＼かよひて
(京).冨るものなれとも志いやしからす都にも折々・かよひて
(山).冨るものなれとも志いやしからす都にも折々・かよひて
(逸).冨るものなれとも志いやしからす都にも折／＼かよひて
03
(版).さすかに旅の情をも知・たれハ日比・とゝめ・・て長途の
(海).さすかに旅の情をもしりたれハ日比・とゝめ・・て長途の
(京).さすかに旅の情をもしりたれハ日比・とゝめ・・て長途の
(山).さすかに旅の情をもしりたれハ日ころとゝめ・・て長途の
(逸).さすかに旅の情をもしりたれハ日ころとゝめられて長途の
04
(版).いたハりさま／＼にもてなし侍る
(海).いたハりさま／＼にもてなし侍る
(京).いたハりさま／＼にもてなし侍る
(山).いたハりさま／＼にもてなしぬ・
(逸).いたハりさま／＼にもてなし侍る
05
(版). 涼しさを我宿・にしてねまる也・
(海). 涼しさを我やとにしてねまる也・
(京). 涼しさを我宿・にしてねまるなり
(山). 涼しさを我宿・にしてねまる也・
(逸). 涼しさを我宿・にしてねまるなり
06
(版). 這出よかひやか下のひきの聲 30b.01
(海). 這出よかひやか下のひきの聲
(京). 這出よかひやか下のひきの聲
(山). 這出よかひやか下のひきの聲
(逸). 這出よかひやか下のひきの聲
07
(版). まゆはきを俤・・・にして紅粉の花
(海). まゆはきを俤・・・にして紅粉の花
(京). まゆはきを俤・・・にして紅粉の花
(山). まゆはきを俤・・・にして紅粉の花
(逸). まゆはきをおもかけにして紅・の花
08
(版). 蝅飼する人ハ古代のすかた哉・ 曽良
(海). 蝅飼する人ハ古代のすかたかな 曽良
(京). 蝅飼する人ハ古代のすかたかな 曽良
(山). 蝅飼する人ハ古代のすかた哉・ 曽良
(逸). 蝅飼する人ハ古代のすかたかな 曽良
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