2020年11月16日月曜日

松島図誌 (松島真景 松島勝譜によるトレース)

松島図誌は、仙台藩の儒者 桜田虎門が著述し、東沢が絵を担当した松島の地誌です。寛政4(1821)に出版され、その後、天保2(1831)、明治21年7月3日(1888)と重版されています。

次は、松島の真景図です。

松島図誌 鼓缶子(桜田虎門) 述 東澤 圖 伊勢屋半右衛門 文政四年
国文研 03, 04, 05
松島図誌  東澤 図 松島真景図
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本誌ではページごとに分割されているのでわかりにくいのですが、ページを繋ぎ合わせてみると、六曲の屏風のような松島のパノラマが広がります。
向かって左から、冨山・五大堂・松島港・観瀾亭・渡月橋・見仏堂などが描かれています。

そして、この真景図は 松島勝譜 でトレースされています。

松島勝譜 校訂:大槻復軒 編纂:作並鳳泉 筆者:原田鼎洲
画:瀧和亭 荒木寛畒 川端玉章  出版:明治21年7月28日
松島真景 宮城県図書館 09, 10, 11, 12

松島勝譜  荒木寛畒 川端玉章  松島真景
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ぱっと見た感じでは両者は、全く同じように見えますが、細かい部分は違っています。おそらく松島勝譜は、松島図誌を被せ彫りしたのではないかと思います。

向かって一番右側と、4枚目に「川端玉章」の落款が、5枚に「荒木寛畒」の落款があります。

落款 寛畒  荒木寛畒 玉章 寫 落款  端玉章印 玉章 落款  川端玉章
 寛畒・落款/玉章・寫・落款(端玉章印)(回文印)/玉章・落款

両者ともに高名な画家なので、このようなトレースをするとは思えません。事情を知らずに名前を貸したのかもしれません。

 


与謝蕪村 奥の細道 上巻
与謝蕪村 奥の細道 下巻
12-13. 14. 15. 16-17. 18.


表紙 000 
1.序章 001 002 003.03
2.旅立 003.03 004 
3.草加 005 006.05
4.室の八島 006.06 007.05
5.仏五左衛門 007.06 008 009.01
6.日光 009.02 010 011 012.03
7.那須 012.04 013 014.06
8.黒羽 014.07 015 016.07
9.雲巌寺 016.08 017 018 19.07
10.殺生石・遊行柳 19.08 020 021.02
11.白河の関 021.03 022.06
12.須賀川 022.07 023 024 025.05
13.あさか山 025.06 026.06
14.しのぶの里 026.06 027.07
15.佐藤庄司が旧跡 027.08 028 029.07
16.飯塚 029.07 030 031.08
17.笠島 031.08 032 033.03
18.武隈 033.04 034 035.01
19.宮城野 035.02 036 037.04
20.壺の碑 037.05 038 039 040.03
21.末の松山 040.04 041 042.04
22.塩竈 042.04 043 044.04
23.松島 044.05 045 046 047 048 049.05
24.石巻 049.06 050 051.07
25.平泉 051.08 052
053 054 055.01
26.尿前の関 055.02 056 057 058 059.01
27.尾花沢 059.02 060.03
28.立石寺 060.04 061
29.最上川 062