2015年7月21日火曜日

おくのほそ道 はじめに

はじめに

このブログは、奥の細道の原書(江戸時代に出版された本)を、気軽に読んでみようというものです。

江戸時代の本というと、くずし字や、変体仮名などがあって、「とても読めたものではない!」 と思うかもしれませんが、でも、ルビを頼りにすれば、初めての方でもとっても簡単に読めると思います。どうぞお気軽にお試し下さい。


このブログの構成は次の通りです。

1.底本(江戸時代に出版された本)の画像(影印)を掲げます。

2.底本のくずし文字に、活字のルビを振ります。この際、分かりにくそうな箇所を赤で囲みます。

3.ルビの部分をテキストにしたものを、掲載します。

4.上記のテキストの変体仮名を現代仮名(平仮名)に統一します。

5.濁点と読点と必要最低限の振り仮名を補ったものを掲載します。
読点は、曽良本に従います。振り仮名は、 其角堂蔵版(永機)を主に参照します。

5.諸本の異同の対照表を掲載します。(まあ、読み飛ばして下さい)


このブログは、くずし字や、変体仮名を読むことに特化しているので、奥の細道の語釈や解説などはありません。
ですから、岩波文庫・講談社学術文庫・角川ソフィア文庫の「おくのほそ道」のどれでもよいので、一冊を手元に置いて、このブログを活用されるとよいと思います。または、ネット上にも、素晴らしいサイトが沢山ありますので、そういったサイトを参考にされるのもよいと思います。


ひらがなについて
変体仮名と同様に、現在使われている平仮名にも、基となる漢字(字母)があるのですが、ルビの部分にそれを載せると煩雑になるので、平仮名の字母は省きました。
(字母のくずしがなく、わかりにくい場合などは、適宜、字母も載せることにします)

以下が、平仮名の字母です。

安(あ) 以(い) 宇(う) 衣(え) 於(お)
加(か) 幾(き) 久(く) 計(け) 己(こ)
左(さ) 之(し) 寸(す) 世(せ) 曽(そ)
太(た) 知(ち) 川(つ) 天(て) 止(と)
奈(な) 仁(に) 奴(ぬ) 祢(ね) 乃(の)
波(は) 比(ひ) 不(ふ) 部阝(へ) 保(ほ)
末(ま) 美(み) 武(む) 女(め) 毛(も)
也(や) 由(ゆ) 与(よ) 
良(ら) 利(り) 留(る) 礼禮(れ) 呂(ろ)
和(わ) 為(ゐ)  恵(ゑ)  遠(を) 无(ん)


諸本の異同の対照表について
対照をさせるのは、「素龍筆の井筒屋本」 「素龍筆の柿衛本」 「曽良本」 「芭蕉自筆本」の四種類の本で、語句の差異と、漢字と仮名の違いを対照させています。

コード番号は、ページ数と行数です。

柿衛本---新典社で出版されている本のページ数を表します。
例: 12.05 12ページの5行目

曽良本--- 1オ、1ウ (1表、1裏)を、1a 1b と表します。
例: 12a.04 12オの4行目,  15b.05 15ウの5行目

芭蕉自筆本は、曽良本の表記法に準じます。


著作物の引用について
 現在、国文学研究資料館と国会図書館と慶應義塾大学グーグル図書館プロジェクトでは、著作権の切れた作品の使用については特に制限していませんが、その他の公立・私立の図書館では、著作権の切れた作品であってもその使用に制限を加えています。
 そこで当ブログでは、国文研と国会図とグーグルの資料ついては制限せずに使用しますが、その他の図書館の資料については、著作権法上の法的根拠には拠らず、著作権の切れた作品であっても所蔵図書館に著作権があると便宜上考えることにし、これらの資料については、著作権法第三十二条の引用権を用いることにします。

底本と主な参考文献

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