おくのほそ道 素龍筆 井筒屋本 08a ルビ付
文字欠損のため他版参照 08a.01「日」
元禄A・元禄C・元禄T・明和I・明和W・寛政I・別版A・別版C
文字欠損のため他版参照 08a.02「云」
元禄A・元禄C・元禄T・明和I・寛政A・別版A・別版C
文字欠損のため他版参照 08a.04「かれ」
元禄A・元禄C・元禄T・明和W・明和I・寛政I・別版A・別版C
文字欠損のため他版参照 08a.04「外」
元禄A・元禄C・元禄T・明和I・寛政I・別版A・別版C
・元禄Cの「点」はほとんど消えているが、元禄Tは残っている。
文字欠落のため他版参照 08a.08「しては」
元禄A・元禄C・元禄T・寛政I・別版A・別版C・別版F
・別版Fは、明和版を手本にした可能性がある。
・元禄Cと別版Aの「八」はかなり似ている。
早大本 「別て(而)我国」 昔安本「別して我国」
書写F(早大本)・昔安本
・吉川本も昔安本も「は」が脱落しているが、両者ともに明和版よりも早い時期に書かれているので、明和版との関係は考えられない。
・早大本と昔安本の「は」の脱落から、両者に何らかの関連があるものと思われる。
国会図書館デジタルコレクション 蕪村A 蕪村B
国文学研究資料館 元禄K/ 寛政K/ 別版K/ 其角堂蔵版(永機)
愛知県立大学図書館 明和I/ 寛政I
Google ブックス 慶應義塾大学 元禄G 後ろから表示される。
早稲田大学図書館 元禄A 元禄B 元禄C/ 明和W / 寛政A 寛政B/
別版A 別版B 別版C 別版D 別版E 別版F
書写A 書写B 書写C 書写D 書写E 書写F /奥の細道
校本おくのほそ道 西村真砂子 編著 福武書店 p252 昔安本 影印 (東大本)
おくのほそ道 素龍筆 井筒屋本 08a 変体仮名
01 日夜語つゝ介(け)て其弟桃翠なと
02 云可(か)朝夕勤とふらひ自の家尓(に)
03 も伴ひて親属の方尓(に)もまね
04 可(か)連(れ)日を婦(ふ)るまゝ尓(に)日とひ郊外
05 尓(に)逍遥して犬追物の跡を一見し
06 那須の篠原をわ介(け)て玉藻の前の
07 古墳をとふそれより八幡宮尓(に)詣
08 与市扇の的を射し時別して
おくのほそ道 素龍筆 井筒屋本 08a 平仮名
01 日夜語つゝけて其弟桃翠なと
02 云か朝夕勤とふらひ自の家に
03 も伴ひて親属の方にもまね
04 かれ日をふるまゝに日とひ郊外
05 に逍遥して犬追物の跡を一見し
06 那須の篠原をわけて玉藻の前の
07 古墳をとふそれより八幡宮に詣
08 与市扇の的を射し時別して
注:
01 語つゝけて---語(かたり)つゞけて
01 其---其(その)
02 云か---云(いふ)が [永機06a.08(いふか)]
02 勤---勤(つとめ)
02 自の---自(みづから)の
03-04 まねかれ [永機06a.09(招れ)]
04 日とひ [永機06b.01(ひとひ)]
06 わけて [永機06b.03(分て)]
07 詣---詣(まうづ)
08 別して---別して{は} [永機06b.05(別しては)]
[西村本・元禄版・寛政版 (別しては) 底本の明和版のみ{は}欠損]
おくのほそ道 素龍筆 井筒屋本 08a 平仮名
01 日夜語(かたり)つゞけて、其(その)弟桃翠(たうすい)など
02 云(いふ)が、朝夕勤(つとめ)とぶらひ、自(みづから)の家に
03 も伴ひて、親属の方(かた)にもまね
04 かれ、日をふるまゝに、日とひ郊外
05 に、逍遥して、犬追物(いぬおふもの)の跡を、一見し、
06 那須の篠原をわけて、玉藻(たまも)の前(まへ)の、
07 古墳をとふ、それより、八幡宮に詣(まうづ)、
08 与市、扇の的を射し時、別(べつ)して{は}
諸本の異同の対照
井筒屋本
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柿衛本
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曽良本
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芭蕉自筆本
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08a.03(方)
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13.07(かた)
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06a.02(方)
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05a.10(方)
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08a.05(物の)
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13.09(物の)
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06a.03(ものゝ)
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05a.11(ものゝ)
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08a.06(那須)
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13.10(那す)
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06a.04(那須)
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05a.12(那す)
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08a.07(詣)
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14.01(詣て)
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06a.05(詣)
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05a.13(詣)
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08a.08(与市)
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14.02(与市)
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06a.05-06(与市宗高)
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05a.14(与市宗高)
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08a.08(時)
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14.02(時は)
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06a.06(時)
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05a.14(時)
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08a.08(別しては)
明和版では(別して)
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14.02(別ては)
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06a.06(別ては)
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05a.14(別ては)
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