2015年12月12日土曜日

おくのほそ道 素龍筆 井筒屋本 058

おくのほそ道 素龍筆 井筒屋本 058 底本
おくのほそ道 素龍筆 井筒屋本 058 底本

おくのほそ道 素龍筆 井筒屋本 058 ルビ付
おくのほそ道 素龍筆 井筒屋本 058 ルビ付

058.05「せし」 左・明和版 中・元禄版 右・寛政版
05「せし」 左・明和版 中・元禄版 右・寛政版
明和版の「せ」は欠損ではなく、元禄版に忠実だったことがわかる。
しかし「と」に見えるために、寛政版では手が加えられたようだ。

058.06「必」 058.07「いら」
06「必」 07「いら」 文字欠損のため他版参照

058.08「さへ」
08「さへ」 文字欠損のため他版参照

おくのほそ道 素龍筆 井筒屋本 058 変体仮名
01 雲端尓(に)つち婦(ふ)る心地して
02 篠の中踏分/\水をわ多(た)り岩
03 尓(に)蹶て肌尓(に)つめ多(た)き汗を流
04 して最上の庄尓(に)出川(つ)可(か)の
05 案内せしおのこの云やう此みち
06 必不用の事有恙なうをくり
07 まいらせて仕合志(し)多(た)りとよろこひて
08 王(わ)可(か)れぬ跡尓(に)聞てさへ胸とゝろく

おくのほそ道 素龍筆 井筒屋本 058
濁点・現代仮名・(読点は曽良本に従う)
01 雲端に、つちふる心地して、
02 篠の中(なか)、踏分/\水を、わたり岩
03 に、蹶(つまづい)て、肌(はだへ)に、つめたき、汗を流
04 して、最上の庄に出づ、かの、
05 案内せし、おのこの云やう、此みち、
06 必、不用の事有、恙なう、をくり
07 まいらせて、仕合したりと、よろこびて、
08 わかれぬ、跡に聞てさへ、胸とゞろく

諸本の異同の対照
井筒屋本
柿衛本
曽良本
芭蕉自筆本
058.01(つち)               
47.08()
21a.08()
17b.11()
058.02(踏分)
47.09(ふみ分)
21a.09(踏分)
17b.11(踏分)
058.03(蹶て)
47.10(つまついて)
21a.09(つまついて)
17b.12(つまついて)
058.03(肌に)
47.10(肌に)
21b.01(肌に)
17b.13()
()(ハタヘ)ルビ有り
058.03-04(流して)
48.01(なかして)
21b.01(流して)
17b.13(流して)
058.04(出つ)
48.01(いつる)
21b.01(出ス)
18a.01(出ス)
058.04(かの)
48.02(かの)
21b.01()
18a.01()
058.05(おのこの)
48.02(もの)
21b.02(おのこの)
18a.01(おのこの)
058.05(此みち)
48.02(この道)
21b.02(この道)
18a.02(この道)
058.06()
48.03(あり)
21b.02()
18a.02()
058.06(恙なうをくり)
48.03(恙なうをくり)
21b.03(つゝかなう送り)
18a.02(つゝかなう送り)
058.08(跡に)
48.05(あとに)
21b.04(跡に)
18a.04(跡に)
058.08(とゝろく)
48.06(轟く)
21b.04(とゝろく)
()()ルビ有り
18a.04(とゝろく)