おくのほそ道 素龍筆 井筒屋本 057 ルビ付
おくのほそ道 素龍筆 井筒屋本 057 変体仮名
01 頼侍れ八(は)究竟の若者反脇指
02 をよこ多(た)え樫の杖を携て我/\可(か)
03 先尓(に)立て行介(け)ふこ所(そ)必あや
04 うきめ尓(に)もあふへき日なれと
05 辛き思ひをなして後尓(に)ついて
06 行阿(あ)るしの云尓(に)堂(た)可(か)八(は)す高山
07 森々として一鳥声き可(か)す木の
08 下闇茂りあひて夜る行可(か)ことし
おくのほそ道 素龍筆 井筒屋本 057
濁点・現代仮名・(読点は曽良本に従う)
01 頼(たのみ)、侍れば、究竟(くつきやう)の、若者、反脇指(そりわきざし)
02 をよこたえ、樫の杖を携て、我/\が
03 先に立(たち)て行(ゆく)、けふこそ、必あや
04 うきめにも、あふべき日なれと、
05 辛(から)き思ひをなして、後(うしろ)について
06 行、あるじの、云(いふ)にたがはず、高山
07 森々として、一鳥、声きかず、木(こ)の
08 下闇、茂りあひて、夜る行がごとし、
諸本の異同の対照
井筒屋本
|
柿衛本
|
曽良本
|
芭蕉自筆本
|
057.01(頼)
|
46.09(たのみ)
|
21a.02(頼)
|
17b.03(頼)
|
057.01(若者)
|
46.10(若者)
|
21a.03(若もの)
|
17b.04(若もの)
|
057.01(反脇指)
|
46.10(反わき指)
|
21a.03(反脇指)
|
17b.04(脇指)
|
057.02(よこたえ)
|
47.01(よこたへ)
|
21a.03(よこたへ)
|
17b.04(よこたへ)
|
057.05(思ひ)
|
47.04(思ひ)
|
21a.05(おもひ)
|
17b.07(おもひ)
|
057.07(森々)
|
47.06(森々)
|
21a.07(森/\)
|
17b.09(森/\)
|
057.07-08(木の下闇茂り)
|
47.06-07(木のした闇しけり)
|
21a.07(木の下闇茂り)
|
17b.09-10(木の下闇茂り)
|