2015年8月5日水曜日

おくのほそ道 素龍筆 井筒屋本 007(04a)

おくのほそ道 素龍筆 井筒屋本 04a 底本
おくのほそ道 素龍筆 井筒屋本 04a 底本

おくのほそ道 素龍筆 井筒屋本 04a ルビ付
おくのほそ道 素龍筆 井筒屋本 04a ルビ付

文字判読難のため他版引用 04a.01「みこと」
文字判読難のため他版参照 04a.01「みこと」
西村本・元禄A元禄C・元禄T・寛政K別版A別版C 

文字欠損のため他版引用 04a.03「謂」
文字欠損のため他版参照 04a.03「謂」
西村本・元禄A元禄C・元禄D・元禄T・寛政K別版A別版C
 ・元禄Dは欠損部分を補ったものか?

明和版の比較のため他版引用  04a.03「謂」
明和版の比較  04a.03「謂」
元禄T・明和I明和W

文字欠損のため他版引用 04a.08「萬」
文字欠損のため他版参照 04a.08「萬」
西村本・元禄A元禄C・元禄T・寛政K別版A別版C 
・元禄C と 元禄Tの欠損部分が同じ。

明和版の比較のため他版引用 04a.08「萬」
明和版の比較 04a.08「萬」
左から、元禄T・明和I明和W

欠損比較のための引用 04a.03「謂」04a.08「萬」
04a.03「謂」04a.08「萬」
元禄B では、「謂」には欠損があるが、「萬」には欠損はない。

文字の判読難につき他版引用 04a.08「かくは」
文字の判読難につき他版参照 04a.08「かくは」
左から、西村本・元禄A・元禄T・寛政版別版A別版C
・西村本は「かくは」であるが、元禄版以後の版本は「からは」とも読める。
・現在は、西村本が基本にあるために、その常識に引っ張れれるかたちで版本系も「く」と読めてしまう。
・別版Cは「かくは」と読めるよう工夫しているように見える。

別版・書写による比較のため引用 04a.08「かくは」
別版・書写による比較 04a.08「かくは」
別版D書写B書写C蕪村書写F(吉川)永機W
・吉川と永機は、版本系ではないので「かくは」となるのは当然である。
・この他、柿衛本・曽良本・芭蕉自筆本も「かくは」である。

別版・書写・活版による比較ため引用 04a.08「からは」
別版・書写・活版による比較 04a.08「からは」
別版E別版F別版K書写A書写D書写E・下郷・鼇頭・活版A
・別版Fや下郷や鼇頭の「ら」は「く」とすることもあるようだが、西村本にとらわれなければ「ら」とするのが自然であるように思える。
・版本系の13本の内、9本が「ら」となっているので、元禄版は誤刻と見ることもできるかもしれない。

国会図書館デジタルコレクション 蕪村A 蕪村B
国文学研究資料館 元禄K寛政K別版K其角堂蔵版(永機)
愛知県立大学図書館  明和I寛政I
Google ブックス 慶應義塾大学 元禄G 後ろから表示される。
早稲田大学図書館  元禄A 元禄B 元禄C明和W寛政A 寛政B
 別版A 別版B 別版C 別版D 別版E 別版F 永機W
 書写A 書写B 書写C 書写D 書写E 書写F(吉川惟足)奥の細道
影印 奥の細道  上野洋三 編 和泉書院  元禄D
天理図書館善本叢書〈和書之部 第10巻〉芭蕉紀行文集 去来(下郷本)
鼇頭奥之細道 村松友次 笠間書院  鼇頭
新釈おくの細路 木村架空 著 中央堂 明29.9 活版A

おくのほそ道 素龍筆 井筒屋本 04a 変体仮名
01 ち可(か)ひのみ中尓(に)火々出見のみこと
02 生れ給ひしより室の八嶋と申又
03 煙を読習し侍もこの謂也将
04 この志(し)路(ろ)といふ魚を禁す縁記
05 の旨世尓(に)傳ふ事も侍し
06 卅日日光山の梺尓(に)泊る阿(あ)るしの                   
07 云介(け)るやう我名を佛五左衛門と云
08 萬正直を旨とする故尓(に)人可(か)く八(は)

おくのほそ道 素龍筆 井筒屋本 04a 平仮名
01 ちかひのみ中に火々出見のみこと
02 生れ給ひしより室の八嶋と申又
03 煙を読習し侍もこの謂也将
04 このしろといふ魚を禁す縁記
05 の旨世に傳ふ事も侍し
06 卅日日光山の梺に泊るあるしの                   
07 云けるやう我名を佛五左衛門と云
08 萬正直を旨とする故に人かくは

注:
01 火々出見のみこと [永機03a.09-03b.01(火火出見の尊)]
02 申---申(まうす)
03 煙を読習し侍も [永機03b.02(けふりをよみ習し侍るも)]
03 将 [永機03b.03(はた)]
04 縁記---縁起(えんぎ)
05 傳ふ [永機03b.04(つたふ)]
05 侍し---侍(はべり)し
06 泊る [永機03b.05(泊)]
07 云ける---云(いひ)ける
07 我---我(わが)
07 云---云(いふ) [永機03b.(いふ)]
校本おくのほそ道p442-p444

おくのほそ道 素龍筆 井筒屋本 04a 平仮名
濁点・(読点は曽良本に従う)
01 ちかひのみ中に、火々出見(ほほでみ)のみこと
02 生れ給ひしより、室の八嶋と申(まうす)又
03 煙(けぶり)を読習(よみならは)し侍(はべる)もこの謂(いはれ)也、将(はた)
04 このしろといふ魚(うを)を禁ず、縁記(縁起)
05 の旨、世に傳ふ事も侍(はべり)し
06 卅日(みそか)、日光山の梺に泊る、あるじの
07 云(いひ)けるやう、我(わが)名を、佛五左衛門と云(いふ)、
08 萬(よろづ)正直を旨とする故に、人かくは

諸本の異同の対照
井筒屋本
柿衛本
曽良本
芭蕉自筆本
04a.01(火々)
07.01(火火)
03a.05(火火)
03a.01(火火)
04a.02(生れ)
07.02(生れ)
03a.06(うまれ)
03a.02(うまれ)
04a.02(八嶋)
07.02(やしま)
03a.06(八嶋)
03a.02(八嶋)
04a.03(読習し)
07.03(よみ習はし)
03a.06-07(読習し)
03a.03(読習し)
04a.03(侍も)
07.03(侍るも)
03a.07(侍るも)
03a.03(侍るも)
04a.03(この謂也)
07.03-04(此謂にや)
03a.07(この謂也)
03a.03(この謂也)
04a.03()
07.04(はた)
03a.07()
03a.03()
04a.04(いふ)
07.04(いふ)
03a.07()
03a.03()右に小さく
04a.04(魚を禁す)
07.04(魚を禁す)
03a.07-08(魚ヲ禁ス)
03a.03(魚ヲ禁ス)
04a.04(縁記)
07.05(縁起)
03a.08(縁記)
03a.04(縁記)
04a.05()
07.05()
03a.08(こと)
03a.04(こと)
04a.06()
07.06(ふもと)
03a.09()
03a.05()
04a.07(云ける)
07.07(いひける)
03a.09(云ける)
03a.06(云ける)
04a.07(五左衛門)
07.07(五さへもん)
03b.01(五左衛門)
03a.06(五左衛門)
04a.07()
07.08(いふ)
03b.01()
03a.06()
04a.08(故に)
07.08(ゆへに)
03b.01(故に)
03a.07(故に)
はじめに
底本と主な参考文献
ひらがなの字母
表紙 000 
1.序章 001 002 003.03
2.旅立 003.03 004 
3.草加 005 006.05
4.室の八島 006.06 007.05
5.仏五左衛門 007.06 008 009.01
6.日光 009.02 010 011 012.03
7.那須 012.04 013 014.06
8.黒羽 014.07 015 016.07
9.雲巌寺 016.08 017 018 19.07
10.殺生石・遊行柳 19.08 020 021.02
11.白河の関 021.03 022.06
12.須賀川 022.07 023 024 025.05
13.あさか山 025.06 026.06
14.しのぶの里 026.06 027.07
15.佐藤庄司が旧跡 027.08 028 029.07
16.飯塚 029.07 030 031.08
17.笠島 031.08 032 033.03
18.武隈 033.04 034 035.01
19.宮城野 035.02 036 037.04
20.壺の碑 037.05 038 039 040.03
21.末の松山 040.04 041 042.04
22.塩竈 042.04 043 044.04
23.松島 044.05 045 046 047 048 049.05
24.石巻 049.06 050 051.07
25.平泉 051.08 052
053 054 055.01
26.尿前の関 055.02 056 057 058 059.01
27.尾花沢 059.02 060.03
28.立石寺 060.04 061
29.最上川 062