おくのほそ道 素龍筆 井筒屋本 026 ルビ付
01「侍れ」 文字欠損のため他版参照
おくのほそ道 素龍筆 井筒屋本 026 変体仮名
01 花可(か)つ三(み)とは云そと人々尓(に)尋侍れ
02 とも更知人なし沼を尋人耳(に)
03 とひ可(か)つ三(み)/\と尋ありきて日者(は)
04 山の端尓(に)可(か)ゝりぬ二本松より右尓(に)
05 き連(れ)て黒塚の岩屋一見し
06 福嶋尓(に)宿るあくれ八(は)志(し)のふもち摺
07 の石を尋て忍ふの佐(さ)と尓(に)行
08 遥山陰の小里尓(に)石半土尓(に)埋て
01 云---云ふ
01 尋---尋ね
02 更---更に
02 知人---知る人
07 行---行く
08 遥---遥か
08 半---半ば
09 埋て---埋れて
おくのほそ道 素龍筆 井筒屋本 026
濁点・現代仮名・(読点は曽良本に従う)
01 花かつみ、とは云ふぞと、人々に尋ね侍れ
02 ども、更に知る人なし、沼を尋ね、人に
03 とひ かつみ/\と、尋ねありきて、日は
04 山の端にかゝりぬ、二本松より右に
05 きれて、黒塚の岩屋一見し
06 福嶋に宿る、あくれば、しのぶもぢ摺
07 の石を尋ねて、忍ぶのさとに行く、
08 遥か山陰の、小里に、石半ば、土に埋(うづも)れて
諸本の異同の対照
井筒屋本
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柿衛本
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曽良本
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芭蕉自筆本
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026.01(尋)
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22.01(たつね)
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10a.04(尋)
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08a.09(尋)
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026.04(端に)
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22.03(はに)
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10a.06(端に)
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08a.11(端に)
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026.06(宿る)
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22.05(泊る)
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10a.08(泊る)
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08a.13(泊る)
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026.06(あくれは)
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22.05(明れは)
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10a.08(あくれは)
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08a.13(あくれは)
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026.06(しのふもち摺)
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22.05(しのふもちすり)
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10a.08-09(しのふもち摺)
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08a.13-14(しのふもち摺)
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026.07(さとに)
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22.06(さとに)
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10a.09(里に)
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08a.14(里に)
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026.08(遥)
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22.06(遥)
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10a.09(遥)
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08b.01(はるか)
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026.08(小里)
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22.07(小さと)
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10b.01(小里)
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08b.01(小里)
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026.08(石半)
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22.07(石の半)
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10b.01(石半)
(石の半)(の)消し
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08b.01(石の半)
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026.08(埋て)
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22.07(うつもれて)
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10b.01(埋て)
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08b.01(埋て)
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