おくのほそ道 素龍筆 井筒屋本 025 ルビ付
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おくのほそ道 素龍筆 井筒屋本 025 変体仮名
01 栗とい婦(ふ)文字八(は)西の木と書て
02 西方浄土尓(に)便ありと行基菩薩
03 の一生杖耳(に)も柱尓(に)も此木を用
04 給ふと可(か)や
05 世の人の見付ぬ花や軒の栗
06 等窮可(か)宅を出て五里計桧皮
07 の宿を離連(れ)てあさ可(か)山有路より
08 近し此あ多(た)り沼多し可(か)つ三(み)刈比
09 もやゝ近うな連(れ)八(は)いつ連(れ)の草を
注:
01 書て---書きて
03 此木---此の木
03 用---用ひ
05 見付ぬ---見付けぬ
06 出て---出でて
07 有---有り
08 此あたり---此のあたり
08 刈---刈る
おくのほそ道 素龍筆 井筒屋本 025
濁点・現代仮名・(読点は曽良本に従う)
01 栗といふ文字は西の木と書きて
02 西方浄土に便ありと行基菩薩
03 の一生杖にも柱にも此の木を用ひ
04 給ふとかや
05 世の人の見付けぬ花や軒の栗
06 等窮が宅を出でて、五里計、桧皮(ひはだ)
07 の宿(しゆく)を離れて、あさか山有り、路より
08 近し、此のあたり沼多し、かつみ刈る比(ころ)
09 も、やゝ近うなれば、いづれの草を、
諸本の異同の対照
井筒屋本
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柿衛本
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曽良本
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芭蕉自筆本
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025.01(西)
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21.03(西)
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09b.05(西)
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07b.14(栗)
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025.03(此)
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21.05(この)
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09b.08(此)
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08a.03(此)
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025.03-04(用給ふ)
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21.05-06(用ひ給ふ)
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09b.08(用給ふ)
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08a.03(用給ふ),(用)右に補う
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025.05(見付ぬ)
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21.07(みつけぬ)
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09b.09(見付ぬ)
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08a.04(見付ぬ)
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025.06(等窮)
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21.08(等窮)
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10a.01(等窮)
(等躬)(躬)見せ消ち右に(窮)
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08a.05(等躬)
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025.07(有)
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21.09(あり)
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10a.02(有)
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08a.06(有)
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025.07(路)
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21.09(道)
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10a.02(道)
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08a.06(道)
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025.08(近し)
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21.10(ちかし)
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10a.02(ちかし)
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08a.07(ちかし)
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025.08(多し)
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21.10(おほし)
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10a.03(多し)
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08a.07(多し)
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025.09(近う)
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21.11(ちかう)
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10a.03(ちかう)
(ちかふ)(ふ)見せ消ち右に(う)
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08a.08(ちかふ)
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025.09(いつれの草を)
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21.11-12(いつれの草か)
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10a.03-04(いつれの草を)
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08a.08(いつれの草を)
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