おくのほそ道 素龍筆 井筒屋本 022 ルビ付
ルビを入れるために、06行の画像を編集しました。
おくのほそ道 素龍筆 井筒屋本 022 変体仮名
01 阿(あ)者(は)れ也卯の花の白妙尓(に)茨の
02 花の咲そひて雪尓(に)もこゆる心
03 地そする古人冠を正し衣装を
04 改し事なと清輔の筆尓(に)もとゝめ
05 置れしとそ
06 卯の花をかさし尓(に)関の晴着可(か)な 曽良
07 と可(か)くして越行まゝ尓(に)阿(あ)ふく万(ま)
08 川を渡る左耳(に)会津根高く右
注:
02 咲そひて---咲きそひて
05 衣装---装 將+衣
04 改し事---改めし事
05 置れし--置かれし
07 行まゝに---行くまゝに
おくのほそ道 素龍筆 井筒屋本 022
濁点・現代仮名・(読点は曽良本に従う)
01 あはれ也、卯の花の白妙に、茨(むばら)の
02 花の咲きそひて、雪にもこゆる心
03 地ぞする、古人冠を正し、衣装を
04 改めし事なと、清輔(きよすけ)の筆にも、とゞめ
05 置かれしとぞ
06 卯の花をかざしに関の晴着かな 曽良
07 とかくして、越行くまゝに、あふくま
08 川を渡る、左に、会津根高く、右
諸本の異同の対照
井筒屋本
|
柿衛本
|
曽良本
|
芭蕉自筆本
|
022.01(あはれ也)
|
18.08(哀也)
|
08b.02(あはれ也)
|
07a.02(あはれ也)
|
022.01(卯の花)
|
18.09(うの花)
|
08b.02(卯の花)
|
07a.03(卯の花)
|
022.02-03(心地)
|
18.10(心ち)
|
08b.03(こゝち)
|
07a.04(こゝち)
|
022.03(正し)
|
19.01(たゝし)
|
08b.04(たゝし)
|
07a.05(たゝし)
|
022.05(置れし)
|
19.02(をかれし)
|
08b.05(置れし)
|
07a.07(置れし)
|
022.06(卯の花を)
|
19.03(うの花を)
|
08b.06(卯の花を)
|
07a.08(卯の花を)
|
022.06(かな)
|
19.03(哉)
|
08b.06(哉)
|
07a.08(哉)
|
022.07(とかくして)
|
19.04(とかくして)
|
08b.07(とかくして)
|
07a.09(兎角して)
|
022.08(渡る)
|
19.05(わたる)
|
08b.07(渡る)
|
07a.10(わたる)
|
022.08(左に)
|
19.05(左に)
|
08b.08(左りに)
|
07a.10(左りに)
|
022.08(会津根)
|
19.05(会津ね)
|
08b.08(会津根)
|
07a.10(会津根)
|