おくのほそ道 素龍筆 井筒屋本 024 ルビ付
03「連(れ) 者(は)」 06「三(み) て」 文字欠損のため他版参照
おくのほそ道 素龍筆 井筒屋本 024 変体仮名
01 断て者(は)可(か)/\しう思ひめくらさす
02 風流の初やおくの田植う多(た)
03 無下尓(に)こえんもさす可(か)尓(に)と語連(れ)者(は)
04 脇第三とつゝ介(け)て三巻となしぬ
05 此宿の傍尓(に)大きなる栗の木陰
06 を堂(た)の三(み)て世をいとふ僧有橡ひ
07 ろふ太山も可(か)くやと閒尓(に)覚られて
08 もの尓(に)書付侍る其詞
01 断て---断ちて
05 此宿---此の宿
06 有---有り
07 覚られて---覚えられて
08 書付---書付け
08 其詞---其の詞
おくのほそ道 素龍筆 井筒屋本 024
濁点・現代仮名・(読点は曽良本に従う)
01 断ちて、はか/"\しう、思ひめぐらさず
02 風流の初やおくの田植うた
03 無下に、こえんもさすがにと語れば、
04 脇第三とつゞけて、三巻となしぬ
05 此の宿(しゆく)の傍に、大きなる栗の木陰
06 を、たのみて、世をいとふ僧有り、橡ひ
07 ろふ太山(みやま)もかくやと、閒(しづか)に覚えられて、
08 ものに書付侍る 其の詞
諸本の異同の対照
井筒屋本
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柿衛本
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曽良本
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芭蕉自筆本
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024.01(思ひ)
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20.05(おもひ)
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09a.06(おもひ)
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07b.04(おもひ)
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024.02(うた)
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20.06(哥)
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09a.07(うた)
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07b.06(うた)
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024.03(こえん)
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20.07(こえん)
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09a.08(こえむ)
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07b.07(こえむ)
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024.04(三巻)
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20.08(一巻)
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09a.09(三巻)
(一巻)(一)見せ消ち右に(三)
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07b.08(一巻)
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024.05(此)
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20.09(此)
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09b.01(この)
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07b.10(この)
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024.05(傍に)
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20.09(かたはらに)
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09b.01(傍に)
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07b.10(傍に)
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024.05(なる)
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20.09(なる)
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09b.01(成)
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07b.10(成)
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024.05(木陰)
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20.09-10(木かけ)
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09b.01(木陰)
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07b.10(木陰)
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024.06(たのみて)
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20.10(頼て)
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09b.01-02(たのみて)
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07b.10(たのみて)
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024.06(有)
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20.10(あり)
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09b.02(有)
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07b.11(有)
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024.06-07(ひろふ)
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20.10(拾ふ)
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09b.02(ひろふ)
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07b.11(ひろふ)
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024.07(太山)
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21.01(みやま)
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09b.02(太山)
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07b.11(太山)
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024.07(閒に)
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21.01(静に)
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09b.03(閒に),
(聞に)(聞)見せ消ち右に(閒)
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07b.12(閒に)
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