おくのほそ道 素龍筆 井筒屋本 034 ルビ付
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02 「と八(は)」 文字欠損のため他版参照
おくのほそ道 素龍筆 井筒屋本 034 変体仮名
01 の橋杭尓(に)せられ堂(た)る事なと阿(あ)
02 連(れ)は尓(に)や松八(は)此多(た)ひ跡もなしと八(は)
03 詠多(た)り代々ある八(は)伐あるひ八(は)植
04 継なとせし登(と)聞尓(に)今将千歳
05 の可(か)多(た)ちとゝの本(ほ)ひてめて多(た)き
06 松の介(け)しき尓(に)なん侍し
07 武隈の松みせ申せ遅桜と 挙白
08 と云ものゝ餞別志(し)多(た)り介(け)れ八(は)
注:
02 此たひ---此のたひ
03 詠たり---詠みたり
03 伐---伐り
04 継---継ぎ
04 聞に---聞くに
06 侍し---侍りし
08 云ものゝ---云ふものゝ
おくのほそ道 素龍筆 井筒屋本 034
濁点・現代仮名・(読点は曽良本に従う)
01 の橋杭にせられたる事など、あ
02 ればにや、松は此のたび跡もなしとは
03 詠みたり、代々、あるは伐り、あるひは、植
04 継ぎなどせしと、聞くに、今将千歳
05 のかたちとゝのほひて、めでたき
06 松のけしきになん侍りし
07 武隈の松みせ申せ遅桜と、挙白
08 と云ふものゝ、餞別したりけれは、
諸本の異同の対照
井筒屋本
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柿衛本
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曽良本
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芭蕉自筆本
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034.03(詠たり)
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28.03-04(よみたり)
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13a.05(よみたり)
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10b.03(よみたり)
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034.03(伐)
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28.04(伐)
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13a.05(伐)
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10b.03(きり)
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034.04(継)
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28.04(つき)
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13a.06(継)
(次)消し右に(継)
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10b.03(次)
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034.05(とゝのほひて)
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28.06(とゝのひて)
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13a.07(とゝのひて)
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10b.05(とゝのひて)
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034.07(武隈)
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28.08(武隈)
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13a.09(たけくま)
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10b.07(たけくま)
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034.07(桜)
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28.08(さくら)
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13a.09(桜)
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10b.07(桜)
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