おくのほそ道 素龍筆 井筒屋本 055 ルビ付
01「のこし」 文字欠損のため他版参照
おくのほそ道 素龍筆 井筒屋本 055 変体仮名
01 五月雨の降のこしてや光堂
02 南部道遥尓(に)三(み)やりて岩手の
03 里尓(に)泊る小黒崎三(み)川(つ)の小嶋を
04 過てなるこの湯より尿前の関
05 尓(に)可(か)ゝりて出羽の国尓(に)越んとす
06 此路旅人稀なる所なれ者(は)
07 関守尓(に)阿(あ)やしめられて漸として
08 関をこす大山をの本(ほ)川(つ)て
おくのほそ道 素龍筆 井筒屋本 055
濁点・現代仮名・(読点は曽良本に従う)
01 五月雨の降のこしてや光堂
02 南部道遥に、みやりて、岩手の
03 里に泊る、小黒崎(をぐろざき)、みづの小嶋を
04 過て、なるごの湯より、尿前(しとまへ)の関
05 に、かゝりて、出羽の国に、越んとす、
06 此路、旅人、稀なる所なれば、
07 関守に、あやしめられて、漸として、
08 関をこす、大山を、のぼつて、
諸本の異同の対照
井筒屋本
|
柿衛本
|
曽良本
|
芭蕉自筆本
|
055.01(五月雨の降のこしてや光堂)
|
45.04(五月雨の降のこしてや光堂)
|
20a.08(五月雨の降残してやも光堂)
(や年/\降て五百たひ)消して右に(の降残してやも光堂)
|
16b.12(五月雨や年/\降て五百たひ)
|
------
|
-----
|
20a.09(蛍火の昼は消つゝ柱かな)消し
|
16b.13(蛍火の昼は消つゝ柱かな)
|
055.02(遥に)
|
45.05(はるかに)
|
20b.01(はるかに)
|
17a.01(はるかに)
|
055.02(みやりて)
|
45.05(みやりて)
|
20b.01(みやりて)
|
17a.01(見やりて)
|
055.03(里)
|
45.06(さと)
|
20b.01(里)
|
17a.02(里)
|
055.03(小黒崎)
|
45.06(小黒崎)
|
20b.01-02(小黒崎),(小)(ヲ)ルビ有り
|
17a.02(小黒崎)
|
055.03(みつの小嶋)
|
45.06(みつの小嶋)
|
20b.02(みつの小嶋),(水)見せ消ち右に(みつ)
|
17a.02(水の小嶋)
|
055.04(湯)
|
45.07(ゆ)
|
20b.02(湯)
|
17a.03(湯)
|
055.04(尿前の関)
|
45.07-08(尿前の関)
|
20b.02(尿前の関),(尿前)(シトマへ)ルビ有り
|
17a.03(尿前の関)
(尿)(シト)ルビ有り
|
055.05(越ん)
|
45.08(越ん)
|
20b.03(越む)
|
17a.04(越む)
|
055.06(路)
|
45.09(道)
|
20b.03(道)
|
17a.04(道)
|
055.06(所)
|
45.09(所)
|
20b.04(所)
|
17a.05(処)
|
055.07(漸として)
|
45.10(漸として)
|
20b.04-05(漸として)
|
17a.06(漸にして)
|
055.08(大山)
|
46.01(大山)
|
20b.05(大-山)
|
17a.07(大山)
|