おくのほそ道 素龍筆 井筒屋本 056 ルビ付
05「るしの」 07「志(し)」 07「へ」 文字欠損のため他版参照
おくのほそ道 素龍筆 井筒屋本 056 変体仮名
01 日既暮介(け)れ者(は)封人の家を見
02 可(か)けて舎を求む三日風雨あれ
03 てよしなき山中尓(に)逗留す
04 蚤虱馬の尿する枕もと
05 阿(あ)るしの云是より出羽の国耳(に)
06 大山を隔て道さ多(た)可(か)ならさ
07 れ八(は)道志(し)るへの人を頼て越へ
08 きよしを申さら八(は)と云て人を
注:
01 既---既に
おくのほそ道 素龍筆 井筒屋本 056
濁点・現代仮名・(読点は曽良本に従う)
01 日既に暮ければ、封人(ほうじん)の家を、見
02 かけて舎(やどり)を、求む、三日風雨あれ
03 て、よしなき、山中に、逗留す
04 蚤虱馬の尿(ばり)する枕もと
05 あるじの云(いはく)、是より出羽の国に、
06 大山を隔て、道さだかならざ
07 れば、道しるべの人を、頼て、越(こゆ)べ
08 きよしを申、さらばと云て、人を
諸本の異同の対照
井筒屋本
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柿衛本
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曽良本
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芭蕉自筆本
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056.01(暮)
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46.02(くれ)
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20b.05(暮)
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17a.07(暮)
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056.01(封人)
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46.02(封人)
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20b.06(封-人)
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17a.08(封-人)
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056.01-02(見かけて)
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46.02(みかけて)
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20b.06(見かけて)
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17a.08(見かけて)
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056.02(舎)
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46.03(やとり)
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20b.06(舎り)
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17a.08(舎り)
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056.02(風雨)
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46.03(風雨)
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20b.07(風雨)
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17a.09(風雨)
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056.04(尿)
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46.05(尿)
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20b.08(尿),(尿)(バリ)ルビ有り
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17a.11(尿),(尿)(バリ)ルビ有り
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056.04(枕もと)
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46.05(まくらもと)
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20b.08(枕もと)
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17a.11(枕もと)
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056.05(云)
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46.06(いはく)
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20b.09(云)
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17a.12(云)
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056.05(是より)
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46.06(是より)
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20b.09(是より)
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17a.12(これより)
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056.06(隔て)
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46.07(隔て)
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20b.09-21a.01(隔てゝ)
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17b.01(隔て),注:(隔てゝ)と見えなくもない。
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056.06-07(ならされは)
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46.07(ならす)
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21a.01(ならされ)
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17b.01(ならされは)
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056.07(頼て)
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46.08(憑て)
注:双文社(西村本)の頭注には「契て」とある。和泉書院(曽良本)の頭注に従う。
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21a.01(頼みて)
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17b.02(頼みて)
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056.08(申)
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46.09(申す)
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21a.02(申)
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17b.03(申)
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056.08(さらはと云て)
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46.09(さらはとて)
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21a.02(さらはと云て)
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17b.03(さらはと云て)
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